[1級電磁波測定士]岡本 聖 サトルオステオパシー施術院 院長
これまで漠然と抱いていた「電磁波への不安」を、確かな知識と実践的な理解へ導いてくれる、とても濃い二日間でした。
これまで「アース」は感電防止のためのものとしか考えていませんでしたが、電気工事の世界で言う「電流を流すための道」としてのアースと、私たちが目指す「電位を下げる」ためのアースとは、まったく意味が違うことを初めて知りました。プラグインアースが一部の家電に対して推奨されない理由も、その仕組みを知ることで腑に落ちました。
また、ホットカーペットの極性を変えるだけで電場が大きく変化する実験や、アース製品が経年劣化によって導電性を失うという話も非常にリアルでした。「測る」「確認する」という行為の重要性を確認できたと思います。
さらに、現代住宅が抱える課題についても深く掘り下げていただいたのが印象的でした。高気密・高断熱住宅が、電波を反射しやすい環境を生み出している話や、家全体に影響する幹線の磁場対策の重要性など、これからの住宅設計や環境づくりに欠かせない視点だと感じました。
また、今回の講義で特に心に残ったのは、「リスクをどこまで許容できるか」ではなく、「どこまで小さくできるか」という考え方です。海外では住宅内の電場が日本の10分の1以下という事実を聞き、日常の中に潜む「見えないリスク」に対して、もっと意識を高める必要があると痛感しました。寝室の真下を幹線が通るような設計を避ける工夫や、オールアース工法の考え方なども、非常に実践的で具体的だったと思います。
この講義を通じて、測定士としての責任とやりがいを強く感じました。今日学んだことをまずは自分の生活に取り入れ、一つひとつの知識を実践を通して身につけていきたいと思います。